ワーロック

傑作

のLD300円。
インディーズのニューワールドピクチャー製作の超大作。音楽がジェリー・ゴールドスミスであるだけで俺的にはもう満点である。
監督は「13日の金曜日」のスティーブ・マイナーなので正直全く期待していなかったがこれが中々面白い。未来に飛ばされた正義の魔術師と悪の魔術師の戦い。現代社会とのギャップに戸惑いながらも両者五分五分の戦いを繰り広げる。最後は正義の魔術師が勝つのだが終わり方がチョッと切ない。
しっかし、まあゴールドスミスはよく引き受けたと思うよ。メジャークラスの作曲家でニューワールドピクチャーで仕事をしたのは、ゴールドスミスだけだと思うよ。ジョン・ウイリアムズなら絶対引き受けないだろう。彼は慎重に地雷を避けて仕事をしているからオスカー何本ももらったンだよなぁ。ゴールドスミスは完璧職人だから熱意を持って依頼が来るとつい引き受けてしまうんだよね。80年代のラインナップを見ると絶対オスカー取れない作品ばかり。だがどれもが素晴らしいスコアばかりである。70年代は毎年の様にオスカー候補に挙がっていたのにもらえたのは「オーメン」一本きり。「猿の惑星」や「パピヨン」や「パットン大戦車軍団」や「風とライオン」や「カプリコン1」などの名スコアは全部無視。全く理不尽である。