007 ネバーセイネバーアゲイン

邦版は未だ出ず

GEOにて380円。
シリーズ番外編。内容は「サンダーポール作戦」のリメイクだが、スケール感が多少落ちた印象。邦版DVDは特典無しの通常版しかないが、アメリカではスペシャル版はおろかブルーレイまで発売されている。
監督のアービン・カーシュナーは続編ばかりの職人監督で、後は「ロボコップ2」や「帝国の逆襲」などがある。塾長も「腕は良いのだが」と書いてある通り、手腕は確かだが作品に恵まれているとは思えない気の毒な監督である。
サントラファンとしては、オリジナルスコアを誰が担当しているのか気になるが、何と驚いた事にミッシェル・ルグランである! アクション映画にルグランとは非常に強引であると思われるが、まあ何とかこなしている。ただ、デビット・アーノルド的なスコアではないのでやや不満が残る。本家の007でも「私を愛したスパイ」でアクション映画とは無縁と思われるマービン・ハムリッシュを起用すると言う暴挙をしているが、それとどっこいどっこいである。
仕様 スクイーズスコープサイズ・カラー・ドルビーデジタルサラウンド。画質音質は平均的だと思われる。本家はすべての作品がスペシャル版2枚組みで発売されているが、日本でも発売中である。MGMのDVDは日本では20世紀フォクスから発売されるので将来のブルーレイディスクを期待したい。