以前借りて見た「妖怪封印函」

画像探すの大変(笑)

のLDボックスを1000円で買えたので重複するけど書いちゃう。
特典も豊富で一枚あたり333円と言う超お買い得商品(笑) どうやって買ったって? ウフフそれはヒ・ミ・ツ!
大映は東京と京都に二つの撮影所をもっていて、その上どちらも特撮が出来たから、上映2作品とも特撮映画にする事が出来、この点は東宝には真似の出来ない所であった。
(だから「マタンゴ」と「若大将」の二本立てなんて無茶苦茶な番組編成になったりする)
「妖怪百物語」は「ガメラ対宇宙怪獣バイラス」と、
妖怪大戦争」は「蛇娘と白髪魔」(梅図かずおの原作?)
東海道お化け道中」は「ガメラ対大悪獣ギロン」
前者は全て大映京都で、後者は全て大映東京となっている。
映画を観ると、スタッフや悪役の俳優はともかく、主役クラスの俳優が微妙で、3作通して見ても「Aの上」の人は全く出てない。藤巻潤辺りはスターと言えると思うがどちらかと言えば「Aの下」だろう。3作目の「東海道」で本郷功次郎が出てるがやっと「Aの中」て感じ。あっ、でも
ルーキー進一の存在感は殆ど妖怪であった(笑) 
明らかにフリーキーだもん。
でも雷蔵勝新に出てもらいたい訳ではない。この2人ははっきり言って妖怪以上であるし、作り物の妖怪に勝ってしまう存在感は邪魔にしかならない(まぁ、出演依頼しても即行で断られただろうが)

観ていて不思議なのは、水木しげるの匂いがほとんどしない事だ。当時既に「鬼太郎」で有名であったはずの水木しげる無しで映画を創ったのは意外な気がする。
仕様
大映発売・ASLY−1115・シネスコ・デジタルモノラル・CX・CLV。
イオニアから出ていた「大魔人」のLDが非常に画質が良かったので期待したが、それ程でもなかったので残念。DVDはもっと改善されていると思うが現時点では近所のレンタル店に無いので未確認。音質は当時の平均的なオプチカルトラックの音質。ちなみに「妖怪大戦争」以外の音楽担当者は渡辺宙明である。現在聴かれる音楽とまるで違うので戸惑うが、正統派妖怪音楽をオーケストラで演奏しているので好感が持てる。たしか2作品をカップリングしたサントラCDがあったはずだけど、買った人いるのかね? 
因みに「妖怪大戦争」のスコアは伊福部昭の弟子である池野成。「電送人間」以外の特撮物と言えばこれしかない。師匠譲りの重厚な管弦楽で良いけど、他の弟子に比べると個性の点で物足りない気がする。所で池野成氏のサントラ集が発売されたそうだが、妖怪大戦争は全曲収録されていると言う。
これって有りがたいのか?