段々ヤバクなって来た

中々見つからないンだよね

映画観てもちっとも面白くないンだよ。
気晴らしに「チャーリーズ・エンジェル」を久しぶりに流したが全くノレない。コトゴトク俺のツボなのに吐き気を覚えゲロ吐きそうになった。
「こりゃいかん!」とリー師父のエネルギー分けてもらおうと「燃え・ドラ」を流したが、逆にノサレてしまった(苦笑)
俺みたいな
ブラウン管の中にしか現実が無い野郎
には深刻な事態だ(「ビデオドローム」が羨ましい)

「最後のサムライ・ザ・チャレンジ」賛歌。
ミフネを崇める人にとっては超大作戦争バカ映画「1941」が踏絵となるだろうが、実際はこちらである。アル中のフランケンに文句垂れながらも如何しても手抜きが出来ないミフネの奮闘振りに思わず涙が。
ミフネと中村敦夫の競演が決まった段階でこの作品の成功は約束されたのだ。ミフネは映画が産んだ時代劇スタァ(まあ、必ずしもそうとは言えないけど) 方や敦夫はTVが産んだ時代劇スター。両者が刀で戦うって言うンだから、こりゃ「映画vsTV」の対決と見ても不自然ではあるまい。どちらも背負った業界の意地に賭けて負けられないから、その闘争は激烈を極め京都国際会館はボロボロになる。
だが、歳の若い敦夫に勝利は輝きミフネは手傷を負う羽目になる。これは日本映画がTVに負けてしまった史実に忠実だと思う(笑) だがそこに助太刀するのはスコット・グレンと言うのもまた皮肉なモノで、「エンターテイメントはハリウッドだぜ!」とばかりに美味しい所を全部持って行ってしまうのも、日本の映像産業の貧弱さを笑ったものなンだろう。と、ここまで考え抜かれている脚本ならば凄いと思うが(笑) ジョン・セイルズの脚本では失敗作と言われてるけどね… 
こんな大傑作が全米でコケたなんてとても信じられない。「ラスト・サムライ」は皆もう忘れてしまっているが、
「ザ・チャレンジ」は永遠である。
トムのサムライゴッコより、ミフネの意地の方が俺には重要だ。
もっときちんと評価して欲しい映画なのに、みうらじゅんしか誉めてないと言うのは残念。ブロンソン大陸に渡ったフランケンの再評価を望む。

ゴールドフィンガー買っちゃったのよ
クライテリオン版のLDを500円で買ったンだが、天下のクライテリオンがこんな値段で売られるとはね… 確かに、LD末期に発売されたTHX版より画質は落ちるけど、フィルム的な味わいはクライテリオン版に軍配が上がると思う。このマスターでDVDを出して欲しいが無理だろう。クライテリオンからは初期の007が何枚か発売されたが、DVDの権利は持ってないようだ。
ゴールドフィンガーと一緒に仕事をしている北朝鮮の科学者が、田口トモロヲにそっくりなンですけど。
バート・クォークかな?