レッド・ブロンクス

ニューライン版LD

のDVDは、日本では何種類ものバージョンが発売されたので、ちょっと並べてみよう。
最初はパイオニアから発売されたもので日本公開版。中身はパイオニア発売のLDと同じ。シネスコの原版をビスタサイズにトリミングしたバージョン。まあ、監督が構図にこだわっているとは思えないので、ビスタでも殆ど違和感は無い。ジャッキー映画初のドルビーサラウンド作品だが、音質もサラウンド感もそこそこといったレベル。あと、スコアが面白くなく米版では差し替えになったのもうなずける。
お次は、権利がパイオニアからワーナーに移っての商品で、何故か日本公開版とアジア版の2枚組仕様。正直、10分以上刈り込んだアジア版の方の出来が良く、アジア版を観た後では日本版は観る気が起きない。そのアジア版は、以前東宝東和からビデオが発売されていたが、ゴールデン・ハーベストのマークから始まるのに対し、DVDは全米公開を受け持ったニューライン・シネマのマークから始まる*1 アジア版と銘打っているが、実はアメリカ公開版です。アジア版と書く理由が判らない。
次にワーナーの安価版として1500円のシリーズから再販されたが、中身は何故か日本版でガッカリしたものです。ワーナー権利の他の作品も日本版で発売したので、米版を安価で買えると思っていたファンを皆ガッカリさせた(笑)
そして、ワーナーが2枚組み商品の2000円の安価版を発売したとき、ジャッキーモノも再販対象になり、全種類発売になった。正直言って日本版はいらないンだけどね。
「ファイナル・プロジェクト」「デッド・ヒート」もワーナーから発売されたが、こちらは米版を使用したにもかかわらず出来が良くない。「ファイナル〜」はニューラインと同じバージョンと思われるが、米版がドル・デジに対し、アジア版はドルビーサラウンドに格下げになってる。
ジャッキーモノの米版DVDは安価な物が多いので、字幕無くてもイイや、ってな人は米アマゾン等からまとめて買えばよろしいかと。


*1:ニューライン・シネマは、タイム・ワーナーの子会社