カサンドラ・クロス

の二ヶ国語版LDを500円で。中古はたまに見かけるが、カビの染み付きだったり、三角帯が無かったり、買う気の起こらないモノが多かったが、今回発掘したのは超美品帯付き。キングレコードからビデオ＆LDが再販されたが、マスターは同じなので注意。デジタルサウンドになっている事位しかメリットはない(それでも売っていたら貴重品だが)
やはりメインタイトルが印象的で、ズーとワンカットでビルに近づくキャメラをバックに、ゴールドスミスのメロディアスなタイトル曲が流れる。「パピヨン」ほどヒットはしなかったが、ゴールドスミスのメロディーメーカーとしての実力を見せ付けられる名曲である。

今見ると死に行く人への容赦の無い描写が新鮮だ(ってどう言う神経だ)　クライマックスのソフィアン・ローレンのドアップに驚くが(笑)　橋が崩壊し、先頭車両から次々と落下して行き、車両内の人の阿鼻叫喚の地獄絵を「これでもかっ！」と見せつける黒い喜びに大変好感を持つ。
後年「ダイ・ハード２」で、墜落した旅客機の残骸に死体を全く置かない演出と正反対だな。バラバラ死体を見せてくれればポイントもグッと上がったのに。
仕様
パイオニア販売・TVサイズ・アナログトラック二ヶ国語(当然モノラル)　画質も音質も良くない。TV放送のマスターではないかと思われる。
ヨーロッパのＩＴＣ製作で、アブコ・エンバシーがアメリカでの権利を持ち、ビデオソフトはなぜかＦＯＸ。