ビューティフル・ドリーマ

日本より先に出た輸入版

は、賛否両論の問題作と言われているが、原作に何の思い入れも無い俺は単純に傑作だと思うけど。いかに人気があるのかと言えば、東宝が限定発売でLDをリリースし始めた時、最初のラインナップに入っていた事からも納得出来よう。
所で、この作品は公開と同時にビデオが発売されたが、東宝内部では「理解できない駄作」と言う評価だったのかもしれない。俺の知っている範囲では、劇場公開と同時にビデオが発売されたのは「さよならジュピター」しか無い(笑)
さて、初版のLDだが、ネガから起こした画質には見えない。色がかすれた様な、それでいて透明感がある変な画質だったが、個人的には作品に合っているように思う。
デジタルマスタリングによる再販のLDは、画質が向上し、発色もきれいで音もモノラルながらも健闘している。
バンダイから発売された押井監督のLDボックスにも「うる星2」が入っているが、東宝の原版に更に手をいれ、サイズをビスタに変更してある。元々の構図はビスタサイズなのだ。
で、DVDが出た時は喜んだが6千円の高額商品なので買えません(笑) 中古で半額で売っていたのを買ったンですが、正直3千円でも高いと内心思っていたけどこれ以上安くなるとは思えなかったので、涙を呑んで(笑)買いました。
本編音声が3トラックもあるが、その内訳は、最初のLDに使われたと思しきフィルムのオプチカル・トラックの音声で、レンジの狭い高音が詰まって歪んだ感じの音になっている。二つ目はデジタルLDを再販した時に使用した、磁気素材を使ったトラックで当然こちらの方が音は良い。三つ目は磁気素材をベースに5.1サラウンドにミックスし直したモノで、俺は普段はこのトラックでしか鑑賞しない。


所で、おまけに監督以下のコメンタリ−トラックがあるが、寡黙な人だと思っていた押井監督がマアァおしゃべりで話が全然途切れない(笑) 本編より面白い。