THE VANISHING

クライテリオンはデザインが良いね

の輸入版LDを350円で。
元は同じ監督によるオランダ映画で、レナード・マーティンも☆5を付けているサイコ・スリラーの大傑作らしい。LDマニアの竹中直人氏も絶賛していたから、多分本当に凄いサスペンスなんだろうけど、オランダ・オリジナルを観られないンだよね。割と初期にレターボックス収録のDVDが出たが店頭で目撃した事が無い、本当に発売されたんだろうか? とにかくオランダ・オリジナル版はクライテリオンのDVDで観るしか方法が無さそうだ。
で、このアメリカリメイク版は、ほぼオリジナル版と同じ様に進んで行くが、ラストが(悪名高き)ハリウッド的変更でハッピーエンドになっている。衝撃が半減してしまうと、オリジナルを知る人には評判悪いが、にしても何を考えているのかサッパリ解らないジェフ・ブリッジの演技が功を奏し、いい線行っていると思うんだけど。
それと、スコアをサスペンスの名手、ジェリー・ゴールドスミスが手がけているが、手がけた映画はまず間違いなくサントラが発売されるJ・Gに置いて、この作品だけがゴールドスミス直々にサントラの発売を中止する様に指示があった。余程の自身と言うか、作品にのめり込み過ぎた為か「映画内で映像と一緒に聴いて欲しい」という発言があった様だ。エンドタイトルのジャズテイストのスコアが心に染みる。
仕様
FOX発売・ビスタサイズ・デジタルステレオ・ドルビーサラウンド・CX。パイオニア発売の邦版は画面がTVサイズ収録。画質はそれ程でもないが、音質が凄い。テンション高いJ・Gのスコアがまるで剃刀みたく切れる。