ジャンクマン

ド素人の心意気に拍手だ

H・B・ハリッキーによる「バニシング・イン・60」に続く監督作だが、あんまり評判が良くない。俺もTVで一度だけ観たが面白くなかった記憶がある。そのジャンクマンだがなんと今日LDで入手出来たのである。本当は前作が欲しいのだがLD(少なくとも日本では)になってないので仕方が無い。輸入DVDはあるんだがね。


前言撤回、ツマラン印象が残っていたのだが、いや、確かにド素人のつまんねーシーンは有るけど、カーアクションシーンは面白いじゃん。ただ、ハリッキーはジャッキーと同じ過ちを犯してしまったのだ。
ジャッキーの「ナイス・ガイ」が作品的に失敗したのは、前作の「レッド・ブロンクス」の成功を勘違いしたのが原因だと俺は思っている。結局「怪獣映画」なンですよ。ホバークラフトが街中を爆走して回りは大パニック。関係無い人々が右往左往してあたふたするのを見る黒い喜びが「ナイス・ガイ」には無いンだよなぁ。
「ジャンクマン」も街中でド派手なカーアクションをしていれば、ストーリーのツマラナサを補ってあまりあったのに、と思うのだが。まあ、監督のハリッキーとしては前作と同じ事はしたくなかったのだろう。そのサービス精神が仇となった?


タイトル画面が凝っていて(?)、なんかルイスの「悪魔のかつら屋」のメインタイトルに似てると思った。
仕様
東芝EMI発売・TVサイズ・モノラル・CX。インディーズ作品だが中々画質は良い。良いフィルムからテレシネしたか、アメリカで作られたマスターが良かったのだろう。輸入版はdts仕様だが音楽差し替えと言うマイナス要因もある*1。オリジナルでLDを取るか、迫力でDVDを取るか、だな。


*1:著作権がクリア出来なかったそうだ