2010年

一応MGMマークのある米版

さて、「2010年」である。LDは4種類確認している。最初に発売されたのは、「2001年」と同時発売の2枚組CAVディスクのものだ。察しの通り、ポニー・キャニオンからの発売で、これも不良率がかなり高かったディスクだ。次に出たのは「ノートリミング・デジタルマスター」のシリーズでCLVで出た物で、「2001年」とカップリングのボックスも有った。最後に発売されたのは、権利がパイオニアに移ってからの再発で、マスターは多分「ノートリ〜」で使用したマスターと同じだろう。


この映画で人気なのはいかにもソビエト風な無骨なデザインの「レオノフ」だろう。居住区が回転して、実用第一と言った設計が本当に「いかにも」である。デザイン担当のシド・ミードってホント天才だね。スマートなディスカバリーの模型は発売されたが、レオノフの模型が出たと聞いた事が無いな。ガレージ・キットであったかもしれないけど、その方面は詳しくないので解らない。まあ、あったとしても版権ウルサソウだから、無版権の海賊キットが有りそうな気がする。
あと、木星の大気ブレーキを使うシーンで不安に駆られたロシア人の女がロイ・シャイダーのカプセルに入って抱きつくけど、この女性台詞はあんまりないけど中々かわいいので印象に残る。本当のロシア人かな?


ディスカバリーはレオノフの「ブースター」として使われ、木星の爆発に巻き込まれ蒸発してしまうが、その前にHALはボーマン船長と会話を交わし「不安」を訴える。ボーマンとの会話からしてHALはボーマンと同じ所に行けるらしいが、それはHALも生命として認めてもらえた事を意味するンだろうか?