明和電機

「画報2」今では貴重なLD


兄弟でやってた現代美術ユニットを覚えているだろうか? いや、現在も活動中だが、正直な印象かつてほどの人気があるとは言いがたい。以前は社長・副社長の二人(その他に工員・事務員、派遣会社からの出向社員とかがいた)だったが、社長が定年退職(笑)してからは、副社長が社長に昇格し今に至っている。
兄が社長をしていた時が人気の絶頂期だったと思う。しかし、このパフォーマンスを始めたのは現社長の弟であり、元社長は最初は関係なかったのだ。(確か)筑波大学在学中の現社長が兄貴に「手伝わないか」と持ちかけ、学生でもない兄貴と大学で二人で製作作業をしていたそうだ。そしてソニーが主催する現代アートのコンテストで優勝(入賞?)して、デビューとなった訳だが、元社長の兄貴、始めたのは弟なのにオイシイ所を全部持っていった節がある(笑) 現社長の弟はパッと見二枚目風のサラリーマン的雰囲気だが、元社長の兄貴が明らかに個性的で見た目で弟が完全に損している(笑)


さて、所有のソフトは「明和電機画報1〜3」と「NAKI 26のナンセンス=マシーン」の4本がある。そのうち「画報1」を除いてLDが発売されている。出来ればこの4本をマトメテDVDを出してもらいたい所だがチョッと無理だろうな。
「画報2」は明和電気のライブ映像。今観てもこのパフォーマンスは面白いと思うが、現在兄貴が参加していないと思うと寂しい。
「画報3」はビデオ・クリップ集。「明和電機社歌」が面白い。昔の東芝の歌(光る〜光るとお〜しば)を思い起こさせる。あと「ツクババリバリ伝説」が北関東の族をチャカした様で笑う。
「NAKI」は、明和電気の開発した「製品」を解説した内容。現在DVDで発売中。「魚(な)コード」と言う魚の骨を模した電気の延長コードが製品化されている。探せば今も購入可能だと思う。
仕様
ソニー発売・TVサイズ・デジタルステレオ・CX。ハイビジョンから8ミリフィルムまで、使用された映像はバラバラ。「画報2」はハイビジョン収録だがNTSCに落とした為、映像にチョッと不自然な感じがある。音質は流石ソニーだけあって良い。