デフ−コン4

内容に全然関係無いジャケ(笑)

以前から見たかった映画であるが、中古でも見かけないし、たまに有っても不思議と結構イイ値段がついていたりする。昨日100円で発見したのでやっと観る事が出来た。
御覧の通りジャケットのイラストが非常に目に付く。て言うかこのイラストが載っている本を厨房の頃読んだ事がある。たしか翻訳モノのイラスト中心の大判の本で、架空の異星人の宇宙船とか、廃墟とかした宇宙船の残骸とかがリアルなイラストで描かれていて、図書館から借りて何度も読んだ記憶がある。所がタイトルを忘れてしまい、また読んでみたいのだが全く探し様が無い。何方か御存知か?

内容は「マッド・マックス2」もどきで、まあ核ミサイル衛星の乗組員が主人公なのが目新しいと言えばそうだが、衛星のセットがかなりチープで、俺は許せる範囲のチープさだが、ダメな人は冒頭で観るの止めるだろう(笑)
核戦争後、主人公達は衛星に留まっていたが、地上の生き残り連中の不正な操作により地上に強制的に着陸するはめになる。大気圏突入のショックで故障で発射ランチに着いたままのミサイルの爆破カウントが何故か進行してしまい、それが劇中のサスペンスになる筈がそうならない。なんでか? 劇中の誰も爆破カウントが進行しているのを知らないからだ(笑) ラストは当然爆発するが何か騙された印象、観客だけがカウント進行を知る作劇は見事失敗。


一番の目当ては音楽で、作曲はクリストファー・ヤング。B級作品だからオールシンセのスコアだろうと思っていたら予想を覆す超凝ったスコアでちゃんとオケも使っている。何処にそんな予算が有ったんだろうと思ってしまうが、ヤング自身も熱烈なサントラファンなので、自分のギャラも全部回してダビングに当たったんじゃないだろうか? 強いて言えばだが、J・Gの「猿の惑星」に似た雰囲気がある。サントラ欲しいなぁ。