ポイント・ブランク

邦版ビデオとほぼ同じジャケット

を300円で発見、救出する。メルギブのリメイク版の「ペイ・バック」も小汚い悪党が主役でとてもハリウッドの映画と思えないンだけど、後半になってベタベタのラブストーリーになるのが痛すぎる。何でも後半の事実上の監督はメルギブだそうだが、前半のトーンでラストまで行ってくれれば大傑作だったのに非常に残念(笑) 
その点このオリジナルの方はリー・マービンが小汚い性格で、復讐とは言え何か理不尽で、それでいて何故かカッコイイと言う不思議なキャラクター。
ジョン・ブアマンの演出も俺の様な頭の悪い観客には反則スレスレな感じ。説明無くマービンの記憶がカットバックされ、一瞬解らなくて「えっ!?」と画面に突っ込んだ人は俺以外にもいるんじゃないか?
「マッシュ」のサントラをやったジョニー・マンデルがスコアを書いているが、期待したほど印象に残るスコアでなくて残念。
仕様
現在輸入DVDが入手可能。MGM作品だが、以前MGMを所有していたテッド・ターナーが個別の映画の権利まで習得していた為、彼がMGMから離れても映画の権利は彼にくっ付いたママで、DVDの発売はターナー傘下のワーナーホームビデオから発売となってしまった。
最近ソニーが古い作品を含めてMGMを買収したので将来はソニーブランドから発売されるであろうが、どうもDVDフォーマット自体の将来性に赤ランプが灯り始めたのでどうなる事やら。
まあ、有名な映画だから近い内邦版に移植されるだろうけど。