どうぶつ宝島

これは東映版旧LDジャケット

昔の東映長編マンガ映画である。現在東映からDVDが発売中であるが、だからと言って以前のLDを処分出来ないのである。何故か? それはね、東映長編マンガ映画をバンダイが発売した事があるンだが、当然画質音質は文句無い仕上がりで、その上ライナーに濃い解説が掲載されているからだ。バンダイとの契約が切れて東映が自社ブランドから再発したが、その資料性はゴッソリ無くなっている。
さて両者比較するとジャケット*1も違うしチャプターの設定も違う。東映は自社の映画を単なる商品としか思っていない節がある。それは他の人も感じているはずだ。LD(DVDもだが)はパッケージソフトとして、その映画にどれだけ愛情を注いでいるかがハッキリ判ってしまう。残念だが、東映自社版よりバンダイ版LDの方が、作品に対する愛情を強烈に感じます。しっかりしてくれよ東映ビデオ!
仕様
どちらもシネスコ・デジタルモノラルであるが、東映版にはアナログトラックに山本直純のオリジナルスコアが収録されている。但し、スコアを聴く為のチャプター設定は無いので聴くのにチョッと苦労する。
バンダイ版にはLDサイズの8ページに渡る貴重な資料集が付いており、その内容の「濃さ」に脱帽である。LDは映画を研究する第一級資料であったのだなぁ、と改めて認識させてくれる。


*1:バンダイ版LDの方が良い