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必見の名著

でまたバーゲンをやってるのでノコノコ出かけたら思ったより収穫が有った。こうちょくちょくバーゲンをやるって事は、商売がかなり辛い状態にあるのかな?と勘繰りたくなる。
1枚250円で以下の通り。


「マダム・バタフライ」 ハワード・ショワ
「レイク・プラシッド」「Xメン2」 ジョン・オットマン
「ジェヴォ−ダンの獣」 ジョセフ・ロドゥカ
「ハルク」 ダニー・エルフマン
パール・ハーバー」 ハンス・ジマー
「ウィンドトーカーズ」 ジェイムズ・ホナー
「ドグ・ハリウッド」 カーター・パウエル
「一個好人(ナイス・ガイ)」 ピーター・カム?


ナイス・ガイ」のサントラは珍しい。スコアを書いたピーター・カムはストリングスを多用しかなりハリウッド映画を意識した感じ。アメリカ公開版のスコアを書いたJ・ピーター・ロビンソンとは解釈と言うかアプローチがかなり違っている。正直どちらのスコアもまあまあ位の出来だと思うが、ジャッキーのアクションを強調しているJ・ピーター・ロビンソンが若干勝っている印象。
ドグ・ハリウッド」のカーター・バーウェルコーエン兄弟の映画のスコアを全て担当している。「ブラッド・シンプル」はシンセ、「赤ちゃん泥棒」はカントリーミュージック、「サイコ3*1ではへんてこなシンセ、と本道のオケ・スコアと距離があったのでその将来を(俺は)危ぶんだが、いまや押しも推されぬ大作曲家になってしまった。
バートン・フィンク」辺りからオケ・スコアを書くようになり、「ジャッカル」*2なんて映画はクソだが素晴らしいスコアを提供している*3。で、ドグ・ハリウッドだが小編成の軽めのホノボノしたスコア。
ウインドトーカーズ」のホナーだが、一曲目からジョン・ウイリアムスの「プライベート・ライアン」のパクリが出て来て「またかヨ」と溜息。ホナーの面の皮は相当厚いのだろう。
「ジェヴォ−ダンの獣」はスタジオ・カナルだからフランス映画のはず。ジョセフ・ロドゥカは「死霊のはらわた」シリーズ以外はTVを中心に仕事していた様で大して目立ってない。どんなコネクションで仕事をゲットしたんだろ。


*1:これはベイツ、いやアンソニー・パーキンス監督

*2:監督はドグ・ハリウッドと同じマイケル・ケイトン・ジョーンズ。良い監督らしいがウイやんに捕まった(笑

*3:サントラはでたが残念な事にスコア版は無い。海賊版はあったがCD−Rで興味半減