ザ・ヤクザ

邦版出せよ

燃えよドラゴン」の大成功を見たワーナーの重役が「アジア物でもう一本!」てな理由で、要するに「柳の下のドジョウ」を狙った訳ですな。ハリウッド資本の仁侠映画高倉健待田京介が英語ベラベラ喋るので、仁侠映画の持つ雰囲気との落差にアゴが落ちる。と言っても、東映任侠映画は実は一本も観た事無いですが、それを踏まえてもトンチキな内容だとは思いませんね、脚本に日本通のシュレーダー兄弟が絡んでいるから、国辱物には絶対ならないのは判りきった事ですが。でもあんまり面白い作品とは思えないなあ。耐えに耐えて最後に一気に撃つ!、と言う基本には忠実です(多分) 
やっぱり音楽が典型的東洋イメージで、作曲のデイブ・グルーシンには荷が重すぎた。ここは絶対J・ゴールドスミスで行くべきであった(ホントか?)


ラストの殺陣にハゲ頭に蜘蛛の刺青をした郷金英治(ごうえいじ)(金へんに英と書いて「エイ」と読む)が出てきますが、「キル・ビルvol1」のアニメパートに同じ様な刺青をした人物が出てきますが、タランティーノこの映画観ていたのか?
仕様
イオニア発売・シネスコ・デジタルモノラル・CX。LDは初公開のバージョンからのカット版だそうです。同じワーナーの「MISIMA」共々日本でもDVDにして欲しいものです。


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