と言う訳で手元にあるデモ・ディスクの紹介。

アンディ・ミリガン(関係ありません)


レーザーディスク・デモンストレーション」と言う、LDが発売されて間もない1981年頃パイオニアが非売品としてプレスしたもの。内容はA面がレーザービジョンプレーヤーの技術的な部分の解説、らしい。「絵と音のでるレコード・パイオニアレーザーディスク」とタイトルが付いている。B面はパイオニアのPR映画になっており、タイトルが「限りなきエレクトロニクスの未来へ」となっている。当時のパイオニアの代表的な工場や企業活動の紹介がされている様だ。両面とも標準ディスク、ステレオ・CX。残念ながらジャケットしか所有してないので、中身を観た事ないのが痛恨の極みである。
「HIGU VISUAL・CHECK DISC WATCHING PEOPLEは、モニターチェック用に作られた高画質ディスクで、DVDの世の中となった現在もこの画は見劣りするものではなく、LDの真の実力を知る事が出来る。世に出たLDが全てこの位画質が良ければなと思う。役者と作曲家(大野雄二と清水靖晃の二人)を使い金も掛かっている。CAV・デジタルステレオ・CX。このディスクには店頭デモ用の他に市販もされた。
レーベル面に「バズーカ」とあるジャケット無しのディスク。東芝のワイドTVに「バズーカ」と言うシリーズがかつて有ったが、ワイドTVでの画面効果をデモンストレーションしたLD。スポーツ中継をベースにそれまでの4:3TVと比較し、ワイドTVがいかに優れているかを宣伝する目的で配布されたんであろう。「ワイドでは左の人物がチャンと見えますねぇ」とかわざとらしい解説(笑) サイズどうこうより結局はキャメラマンの腕じゃないか? CAV・デジタルステレオ・CX・スクイ−ズワイド。
パステル・サマー」とだけシールが貼られている真っ白なジャケット。結構カッコイイがこれもワイドTVの店頭デモ用のLD。シャープ製だが、ワイドサイズと言ってもスクイ−ズではなくレターボックス収録。ワイドで見るためにはズームにする必要がある。これでは高画質が期待できないが何か意図があったのだろうか。CAV・非スクイ−ズワイド・デジタルステレオ・CX。
キララ・バッソ」。ソニーの店頭デモ用のLD。TVサイズ収録でワイドTVでのデモを目的としたものではない。A面はソニーの持つコンテンツ(レコードとかソニーピクチャーなど)の紹介。B面は当時始まったばかりのCS放送のデモで、チャンネルの紹介がされている。CAV・TVサイズ・デジタルステレオ・ドルビーサラウンド・CX。
「日立レーザービジョンスペシャル・レーザーズ」。家電の日立が当時出始めのドルビーサラウンドの店頭デモ用に配布したLD。冒頭にピンクノイズを使うモニターチェックがあり、調整を終えてからドルビーのデモ音声が始まる。音質はともかく画質は最悪でとても見ていられるものでない(笑) サラウンドも、現行のアンプでプロロジック再生をするとサラウンドチャンネルに多量の音漏れ。使い物にならないか? TVサイズ・CAV・デジタルステレオ・ドルビーサラウンド・CX。