バトル・クリーク・ブロー

FOX版DVD

急死したブルース・リーの穴埋めを探すんだよ!(黒縁メガネの某が目論んだ)ジャッキー・チェンの全米進出狙って見事撃沈。スタッフを「燃え・ドラ」と一緒にしてその意気込みが判ると言うものだが、全米でコケたンだから仕方が無い。だって面白くないンだよね、1920年代の活気あるアメリカを再現した美術とか、ジャッキーがショバ代せびりに来た地回りを追い返すシークエンスとか、いいトコも有るんだけど、全体的に観てB級アクションに終っている。神様ブルース・リーが死ぬ思いで込めた哲学に毛唐どもが狂喜したのに、「クンフーやらせてりゃイイや」と投げやりな製作者どもの無理解で(でもジャッキーが「指先がドウの…」なんて哲学語っても困るが)何とも中途半端な映画になってしまった。ジャッキーマニアには「プロテクター」と並ぶアレな映画じゃないかな? 
イオニア発売の香港経由のDVDは英語音声が入っておらず、ジャッキーが必死こいて覚えた英語を聞く事が出来ない。米FOXから高品位DVD(勿論英語発音)が発売され、ほぼ同じ仕様のDVDが日本でも発売された。しっかしなぁ、アメリカじゃこのDVD一枚1000円チョッとで買えるのに、邦版に移植されると一気に値段が4倍になってしまうから、あったまに来る(笑)
タイトルのラロ・シフリン先生のシンプルなジャスが心地よく、オマケに口笛のメロディが簡単でスグ覚えられる。映画音楽として良い傾向。
仕様 
ポニーキャニオン発売。モノラル。トリミングTVサイズ版(メインタイトルは縦に細長い) 所有のディスクは不良気味なのでハッキリとは言い切れないがボケ気味の甘い画質。音は磁気素材から起こしたのかそこそこ。先に書いた様にユニバーサルからDVD出る事が決まっているから、LDの現物あっても殆ど無価値(笑)