ゴースト・血のシャワー(デス・シップ)

中々男前なジャック・ヒル

塾長の新装開店「最低映画館」を眺めていたら、「イベント・ホライゾン」がタマタマ眼にとまった。読んでいるうちにどうしてもネタの一つである「ゴースト・血のシャワー」を観たくてたまらなくなり悶々としていたのだが、BOOKOFFで売っているのを発見、狂喜、買いました。塾長が「シャイニング」との類似を指摘されているけど、どうせキューちゃんの噂聞いて真似したに決まってる(笑)
いやー、もう観るの20年ぶりですよ。ゴールデン洋画劇場で一度観たっきりだからね。それに90分チョッとしかない映画の内容をホボ全部記憶していたのでビックリした。俺、そんな記憶力無いンだけどね。ただ、記憶と違うのが、ジョージ・ケネディの腕がもぎ取られるシーンで、グリグリと歯車に絡みねちっこくもぎ取られて行く工程を丁寧に見せていた様に思ったけど。
丹波と並び乗り物に乗せてはいけないといわれるジョージ・ケネディランボーでトラウトマン大佐役をもらうまで映画には出ていなかったハズのリチャード・クレンナ。スターといやぁスターだが金額的には微妙な二人、ギャラは幾らだったのか?
さて、低予算映画だが海に浮かべた船(座礁した船を使った可能性もあるが)を使っているから結構金掛かっている。天候が撮影のスケジュールを左右するから、ある程度の超過は見込んでいないと予算が直ぐ破産してしまう。例え波打ち際で撮影したとしてもね。船もどうやって調達したのか、その上スクラップ寸前に見える様に船を装飾、見事に邪悪な生き物として描写している。と、褒めても大げさじゃないよね、実は現場はジャック・ヒルが監督したと言われるだけはあるよ。コーマン大学院の卒業生代表にして(もしかしたらコッポラより才能有るかもしれん)メジャーから無視され続けている彼の代表作。あれ?違うか?
仕様
スマン、LDじゃなかった