デジャ・ヴュ

ダニエル・シュミット、なんて書くと「お前頭大丈夫か?」と言われそうなンですが、別にアート系に宗派換えした訳じゃないので御安心を(って誰も心配してないって) 同じタイトルで、イスラエルジミー・ウォング」メナハム・ゴラン(ゴラン高原のゴランだろうか?)のキャノン・フィルムが創った映画も有るのだが、シュミット監督作と関係有るのかは判りません、まあ、多分タイトルが同じだけだろうけど。
えーとな、退屈な映画なンだけど、どうやら「タイム・スリップ物」のSFらしい。でも時間軸をめぐる緊張感が無いので、俺みたいな単純なヤツは困ってしまう訳だ。
「じゃあお前はこの映画に何をもとめているの?」と聞かれたら、それは「音楽がピノ・ドナジオだからです」と即答しますデ・パルマ映画のスコアで有名なドナジオが、それこそヒッチコックのハーマン先生を思わせる、ロマンチックかつスリリングなスコアを提供しているので、サントラが出ていなかった以上LD買うしか無かった訳(勿論中古)
仕様
ソニー発売。カラー・モノラル・CX。「CINE SAISON」と言うシリーズの一枚。CINE SAISONと聴くだけで鳥肌が立つが我慢
やっぱり、ピノ・ドナジオのスコアが最高に良い。何とかサントラ出してもらいたいのだがここ数年スコアアルバムのリリースが業界全体的に観て鈍く、まあ気長に待つしかないでしょう。
アナログ音声のみだけど音質が良いのかとにかく台詞の重低音が凄い。フランス語を話す外人てばあんな「ゴリッ」とした低音を御持ちなのですな。スピーカーの前で身震いしましたよ。