SF核ホラー・恐怖の殺人ネズミ

ドーン先生唯一の傑作


何故かドーン先生のこの映画(いや映画になっていません)が、天下のTDKからLDで出ていたのである。何しろ天下のソニーもフルチの「サンゲリア」をデジタルサウンド付きLD(デジタルサウンドはどちらかと言えば「良い」作品にしか付かない傾向があった)で発売したぐらいだから、あの頃のソフトメーカーは皆狂っていたンでしょうね。しかし、いくら発売がバブルの頃にしても担当者は脳味噌使わないで仕事したンでしょうか?ライナー読んでも冗談にしか見えないンですが。その、何方か存ぜぬが、佐藤某氏のライナー・コメントが「懐の茶封筒が見える」(byギンティ小林)褒めップリで、こりゃ映画を一秒も観ないで書いているのは火を見るより明らか。映画を観た俺が言うンだから間違いない。ライナーに書いている事と見事反比例する内容をかくも褒めちぎれるのか? 金の力は恐ろしいものです。ラストは「キャリー」からのイタダキで「如何です?ビックリしたでしょう?」と言いたかったらしいが、そこに行き着くまでの演出がまるで無いので観客は無反応。採って付けた脅かしを堂々とやってしまう監督の根性が信じられん、まあ、そこがマカロニなんだけどね。えっ?内容ですか? 書くだけ無駄。

仕様
TDKコア発売。モノラル・TVサイズ。画質音質最悪。タイトルを変えてDVDが出ているが詐欺なので絶対騙されない様に。帯には同時発売?の「ナイトメア・シティ」の告知がある。