ミラクルマスター

筋肉・女・動物と言えば生頼画伯

日曜洋画劇場のドン、故淀長氏の「コナン」とならぶズリネタお気に入りですね。最も晩年はジェイソン・スコット・リーがフェイバリットだった様です。
ファンタズムで知られるドン・コスカレリのもう一つの代表作。ドンの親父は大富豪だか、とにかく大金持ちで親父からこずかいもらってポケット・マネーで映画を製作しているって噂ですけど本当なんですかね。
さて「コナン」と並ぶヒロイック・ファンタジーであるが、桃太郎よろしく黒豹(実は虎に黒のペイントしたシロモノ)、鷲、2匹のフェレットをしたがえての活躍は、親しみの点でこちらに軍配が挙がるね。動物に関して我々日本人はムツゴロウの強力なマインドコントロールを受けているから。
登場人物はほぼ半裸状態での出演、モチロン子供も例外ではない。王国第二子の少年は全編通して褌姿。彼が階段を登るシーンでは褌がメクレそのプリンとした瑞々しいお尻を拝めます。当然マイケルは持ち出し禁止
撮影監督はキューブリック組のジョン・オルコット! 何でぇ? と思うがこう言う推察が成り立ちます。キュー組は撮影に入ったら何時終るのか全く解らない。劇場公開に関しては「監督自身が満足出来たら」と契約があるので何時終るのか誰にも解らないのだ。でも終わりは必ず来る。さて暇が出来ても今度はキューちゃんに何時呼び出し喰らうのか解らない。間に別の仕事しようとしても、期間が短いB級作品にしか就けないと言った悪循環が繰り替えされたのではないかね、オルコットの仕事にはゲテモノも多いはずだから。
リー・ホールドリッジはいいスコア書いているのに全然メジャーになれないな。ハリウッドの仕事も結構やっているけどね(「私の愛したグリンゴ」とか)
仕様
ポニーキャニオン発売。CXステレオ。表記は無いがドルビー・サラウンド。ヘラルドが買い取ったフィルムよりのテレシネだと思われるので画質最悪ボケ気味で色も濁る。画面上部に変なマスクが被さるシーンが数箇所あり。輸入DVDが入手可能、嬉しい事にジャケットに日本で創られた絵が使われている。御覧の通り生頼画伯の絵である。