励ましに感謝

こんなオイラに励ましを下さるとは、ありがたい事です。近所の山にトリ○ブトを探しに行くのをしばらく自粛します。

暇つぶしに俺が入院していた病院の事でも書きましょうかね。
入院していたのは歴史のある病院。俺は自殺未遂をしたので当初危険と見なされ、最初閉鎖病棟に入れられる所でした。でも、担当医師との話し合いで、「院内で危険行為は絶対やらない」と約束したおかげで開放病棟に入れる事が出来ました。この二つの病棟の差は大きく、「閉鎖」に入れられていたら、たった一ヶ月間でも地獄を見る所でしたよ。
入院した事が有る人は御存知でしょうが、とにかく「閉鎖病棟」は不自由だらけで、あらゆる所が鍵付き。(全ての精神病院がそうだとは言わないが)「刑務所」同然(笑)

入院中はやる事が無く暇。俺は人間観察に勤めましたよ。
患者は、高校生位の青年から完全看護の必要な老人まで年齢は様々。障害の程度も
どこがおかしいンだ?
て人から
放浪の貼り絵画家
て感じの人までこれも様々。
危険に見える人はほとんどいないし、喧嘩も全く無かったな。ただ、いつも怒気をはらんだ人がいて、その人を観察していると中々面白かったなぁ。50代の恰幅の良い人ですが、言語不明瞭で会話が理解出来ない。でも新聞や雑誌を熱心に読んでいたから知性はかなり高いはず。その人が、いつだったか、車椅子の老人と口喧嘩しているのを見た時はちょっと笑った。
あと、俺よりチョッと年下の患者がいたが、そいつ(が言うには)短大卒の中々の教養人なのだが、どう見ても精神年齢は小学生(て俺もそうだが) そいつは朝食後に食堂にある座敷に寝転んで衛星放送の「ピタゴラスイッチ」を見るのを日課としていた。その日も彼はTVを寝転んで見ていた。俺もあんまり興味がないが座ってボケーと見ていた。彼は座敷の縁から頭がやや出る形で寝ていたが、その様子を白髪の60代の患者が見下ろしていた。俺は変な雰囲気を感じてその白髪のオッサンをチョッと見た。すると白髪のオッサンは
「バカァ!」
と怒鳴りながら寝転んでいる彼の頭を蹴り上げた(笑) 彼は痛さと突然の事にびっくりして飛び起きたが、白髪のオッサンはスタスタと歩き去りもういない。何が何だか判らない彼が周りの連中に無何があったか聞きまくる姿が可笑しかった
あの時俺も寝転んでいたら巻き添え食ったかもしれない(笑)
ある朝、便所に入ると床が変に汚れている。泥でも踏んだ様な足跡が続いているのよ。夜中外へは出られないから泥なんかあるわけ無いのになぁ、と思いつつ、よくよく見たらこれがクソ!(笑) 便器からはみ出したクソを踏んづけた奴がいた訳。そいつがそこらじゅう歩き回ったのかと考えるだけでその日はベットから出たくなかったね(笑)

所で今日、病院の帰りにブックオフに寄ると、ドアを入っていきなり
スペクトルマン
の頭がある。ギョ!としてしばらく固まっていたが、よく見たらこれがDVDボックス(笑) 地元で買った奴がいたかと思うと感慨深い。しかし、金に困って売り飛ばしたのだろうか? 是非とも購入したかったが買える訳が無い(笑)