マイケル・パウエルの

邦版よりお勧め

「血を吸うカメラ」
英語もろくに分からないのに、無理してクライテリオンのLDを買ったのです。クライテリオンは普通の会社のLDより高いので、買うにはチョッと躊躇したけど、東北新社版のビデオがどうしても見つからないので止む無く購入しました。でも買って正解。
初めて観たときは、デ・パルマの「レイジング・ケイン」と似ているなぁと思ったもんです。劇中出てくる「尖った物への強迫観念」や、主人公が子供の頃に親父の実験台にされた事が共通しているから。
そう言えば、スタジオの上から覗き見している主人公のポケットから鉛筆が落ちるサスペンス描写は、「ミッション・インポッシブル」で落ちたナイフが机の上に突き刺さるサスペンスの元ネタじゃないかとも思ったな。
主役を演ずるカール・ベームと言う人は、指揮者のカール・ベームの息子らしい。