ピース・メーカー

ヤッパ、「フリント」ッスよ

スピルバーグ率いるドリーム・ワークスの第1作。しかし、話は現実をベースにしてるけど、新味が無いと言うかアレにそっくり。

スピが「007」の監督をやりたいとプロデューサーのロッコに頼みに行った事があるそうだ。何で読んだか忘れた(映画秘宝?)がとにかく懇願したが断わられた。でも断わって正解だと思ったな。だってさ、天才スピルバーグがもし007のメガホン撮っていたら、シリーズのアベレージを逸脱する大傑作が出来たに違いないからね。とすると、続けるのに大変な障害になる。大傑作の後に誰も監督などしたくないからな、普通。007は大作だけど中身はプログラム・ピクチャーみたいなモンだから、監督はジョン・グレンを代表する職人で十分。面白過ぎるとかえって不安になる

しかし、スピルバーグは未練があったのね。だってこれ「007・オクトパシー」と同じ話じゃん。作曲もハンス・ジマーじゃなく、もしデビット・アーノルドだったら007の雰囲気が濃厚になった? (ジマーのスコアは相変らずウルサイ) 虚房サントラ館さんに詳しい解説があります。

仕様
イオニア発売・シネスコ・デジタルステレオ・ドルビーデジタル。
ハンス・ジマーのシンセなんだかオーケストラなのか解らないスコアは俺は嫌いなんだが、クリムゾン・タイドの次位には好きな音楽(何か矛盾した表現)