本日の収穫

岡本喜八監督の映画「大誘拐」のLDを500円にて発掘。記憶に間違いが無ければこれが最後の東宝作品であったはず。大誘拐は実は試写で観たンですよ。皆ゲラゲラ笑いながら鑑賞していたけど、その中でオレ一人だけが首を傾げていた。と言うのも、喜八監督の代表作、いや最高傑作の「独立愚連隊西へ」を先に観ちゃったからで「〜西へ」の面白さを体感した後では正直寂しいモノがあったんですな。まあ、先に見たのが「殺人狂時代」じゃなくて良かった。コレ先に観てたらヌルくてアクビしてただろうね。

大誘拐LDの状態&仕様
東宝ビデオ発売。ビスタサイズCLV3面。ドルビーサラウンド。
画質はやや黄緑がかった感じで少々不自然。もっとも私のモニターのせいかもしれないが。音は非メジャー製作にしては良い方では。貴重なのは約30分ほど収録されているメイキングで、コレはセルビデオには収録されてない。ジャズ大名の撮影メイキングも有りファンにはタマラン仕様。中古市場価格は知らないが見つけ次第ゲットする事。
邦画のビデオソフトに詳しい評論家の某佐藤利○氏より直接聞いた話だが、岡本監督のソフトは「売れない」との事。LDで出た「愚連隊」シリーズ2枚は相当数売れ残り、東宝がビデオ雑誌各誌に出したDVD発売リクエストには、岡本監督の映画は発売を実行出切るまとまった数字が挙がってこなかったらしい。あの「日本の一番長い日」ですらリクエスト発売に挙がっておらず大変失望したが。とにかく岡本作品は鬼門扱いで「DVD化は何時になるか解らないよ…」某氏は仰ってました。