ジャケット見るまでこの映画の存在を忘れていた。

出だしからは予測不可能なラストじゃないか。アフリカの奥地でナチス(声は青野武)が核実験成功と言うトンデモな展開。巨匠ルイス映画如き落ち着きの無さで、有名な表現である「この映画はもしかしてツマラナイのではないか?と言う最高にスリリングな体験」を嫌でも約束出来ます。
「19XX年アフリカは核の炎に包まれた」、ムツさんどうする?原作者の「脳内アフリカ」が暴走する素晴らしいデタラメ。原作無視の「漂流教室」の方が唖然とする改悪に口をアングリ出来る分まだ良い(のか?)と思うな、でもね、大林監督のテーマはいつも一つ… いつものアレね、それが出来たからストーリーなんて如何でもよかったのだろう。
まず第一の証拠が主題歌にある。「〜口移しにメルヘン下さい」のくだり。一体誰とキスしたいんでしょうか? 少女ですか?しかもパツキンの美少女とね、どうしてそう言いきれるのかと言うと大林監督だからです。続けて注目したいのは「〜本当のコト教えてください」のくだり、まるで少女の方から誘っている様に聴こえるのは大林監督の妄想なのかね。
さて、そのロリコンだが、パツキン美少女が土人に鞭打たれ(これがサディスティク)地面に倒れこんだ瞬間、画面が何故か少女の股間のアップになり助けに入ったケニヤは驚きの表情を見せる。次の瞬間ケニヤはホウレンソウ食ったポパイ如きに勇気100倍、バッタバッタと敵を切りまくる… ナゼ? どうも演出が不自然なので映像をコマ送り(普通やりません)にしてみた所…  …おおっ!!一瞬衣装がメクレ上がり、マ○○ジがハッキリ映っているじゃないか! 1/24コマしか見えないから普通に観ていたら絶対解りません。サブミナル効果を狙ったンだ(でも効果無いのだ)発見した人は他にもいるだろうけど、しかし少女のマ○コ利用するなんて世間を恐れぬ大林監督らしいね。そんな冒険しておきながら肝心の映画はちっとも面白くないが… 
(だから、マ○コ出したから他の2時間はどうでもよかった、と言う説を採ります) 
重要な事を忘れていた。少女の声担当は原田知世なんだが、ひょっとすると大林監督は「知世のマ○コ見たい」と我々にメッセージ、いや魂の叫びを下されたのであろうか? 2時間も掛けて? いい迷惑です。
どうでもいい事だが実際の製作は東映動画です。