カプリコン1

擬似ステレオと書いてるが嘘です

ピーター・ハイアムズの代表作。馬鹿映画量産して駄目職人のレッテルを貼られてしまったハイアムズにも自慢出切る過去があるのだ(笑)
この映画の素晴らしい所は「アンチ・アメリ」な内容で骨太のエンターテイメントになっている事。非常にクダラナイ理由で計画がオジャンになり、それを隠したい政府が人類初の火星着陸をでっち上げる。今のハリウッドにこんな「危険」な内容の映画を創れるかね。グダグダ書くより実際に観てもらった方が早いから皆さん観ましょう。
でも、この作品の面白さはジェリー・ゴールドスミスのスコアが半分近く、いや半分以上受け持っていると思うね。
黒地画面に文字だけのシンプルなメインタイトルだが、ここに被さるオケが奏でるリズムだけのスコアに痺れない人は残念ながら映画音楽に向かない人です(笑)
仕様
添付した画像はパイオニアが販売した最初のLDジャケットである。ステレオだがCXはつかない(初期のLDにはステレオでもCXが付かなかった)。次に出たのはCBS/FOX発売・パイオニア販売の物で、ステレオ・CX・ドルビーサラウンド。これ以後長らく廃盤が続き、3度目に出したのがキングレコード。デジタルステレオ・CX。何故かドルビーの表記は無い。
輸入版でワイド・ドルビーデジタルのLDが出たがこれは日本に移植されなかった。



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