絶望先生


最近はまっているのが「さよなら絶望先生
何気なくレンタルで借りてみてイッパツではまってしまった。
DVDも全部買ったし、原作本も購入した。
所が、である。何故か原作が面白くないのである。
同じ作者なら「かってに改蔵」の方が面白い。
なんでこんな事になったのか作者に問い詰めたい気がする。

エルム街の悪夢

こちらも夢いっぱい(笑)

この年して初めて「エルム街の悪夢」を観た。話は「ドリーム・スケープ」と同じじゃないか。
夢の中で殺人を犯すと言う点でこの2本の映画は一緒である。
世間的には「エルム」の方が人気有るんだろうなぁ。なんたってフレディのキャラクターが立っている。「ドリーム」の方でフレディーに相当する人物は居る事は居るンだが、ブルース・リーファンで忍者もやると言う完璧オタク扱い。ドラゴンファンとしては作者に注意しておきたい。真のブルース・リーファンは無害であると言う事を。
「エルム街」だったな。LDはエリートエンターテイメント製なので信頼が置ける。画質音質は決して良い作品ではないが丁寧なレストアでクオリティをアップさせている。DVDはどうなっているンだろうか? DVDは音響が5.1サラウンドにグレードアップされているが、モノラルで十分事足りる音なのであんまり期待はしていない。

仕様
カラー・ビスタサイズ・デジタルモノラル・CX。暗いシーンが多いので画質的にはつらいところがある。フレディをあんまりはっきり見せないための演出だと思われる。音はフィルムサウンドトラックからの収録らしくあまり良くない。

地獄

オリジナリティ溢れるジャケ

前から欲しかったクライテリオン版「地獄」のDVDを入手。
邦版も持っているのだが特典はなし。
所がこのクライテリオン版のDVDには約40分ほどのメイキングが入っているのである。
今となっては貴重な証言を聞くことが出来て勉強になる。
仕様
東宝スコープ・カラー・モノラル
東宝の映画のネガは廃棄されていると聞くので画質的にはどうかと思ったがハイビジョン変換で丁寧なレストアが施されているので安心して観られる。音は、仕方が無いが邦版よりは聞きやすくなっている様だ。

ネットオークションは恐ろしい

にぎやかなジャケット

最近オークションにはまってしまい、ふところが寒い事寒い事。
どう言うわけか欲しいタイトルが必ずでてくる。
LDもDVDももうこれっきり、と決心しても全くの無駄。

と言うわけで「天山回廊」のご紹介。
20年前のCAVコレクター仕様のLD。香港中国合作映画なので画質や音質のクオリティに若干の不安があったがオリジナルネガに近いプリントを使用したのかまずまずの画質。音質は、フィルムサウンドトラックからの収録らしくあまりよくないが、まあこれは仕方ないだろう。

90分ほどの映画だがアクションの濃いこと濃いこと。主人公は蜃気楼で見た美女に一目ぼれしてしまい、その美女を探す為に探検に出る事になる。所がやっとの思いで見つけた彼女は山賊の首領で性格は最悪(笑) 主人公の100年の恋もアッと言うまに冷めてしまう。しかも首領だけあって男勝りの腕っ節。主人公が首領の性格が判った瞬間首領の態度が急変、主人公を殺しにかかるんだから天国と地獄だ。激しい肉弾戦の果てに主人公の首に食らいつき肉をえぐりとってしまう。ここは観てて痛かった。最後は戦争映画か?と思うくらい爆発シーンの連続で観ていて全く飽きない。ラストは山賊の砦を破壊して終わり。真に潔い映画じゃないか。

今の所DVDにはなっていないようなのでこのLDは貴重だと思う。

ついに入手

デジタル録音だ

まえから欲しくて欲しくて、探しに探していたゴールドスミスの大傑作「リンク」のサントラをオークションで入手した。
2万円の値がついていたが、これを逃したら二度とお目にかかるまいと思い、思い切って落札した。
届いたCDを緊張しながらプレーヤーへと入れる。そして再生ボタンを押す。
もう感激である。今まではLDで我慢していたから、目から涙が落ちそうになった。時間にして40分ほどだが大満足。
しかし、この頃のゴールドスミスはシンセ使いまくりだね。オーケストラだけで聴いたらスカスカの音楽になっちゃうんじゃないだろうか? コンサートでやるにはちょっときつそうなスコアであると思う。でも生演奏で聴いてみたいのも事実。打楽器を工夫すればコンサートで演奏出来そうな気もするんだけどなぁ。どうだろう?

ワーロック

傑作

のLD300円。
インディーズのニューワールドピクチャー製作の超大作。音楽がジェリー・ゴールドスミスであるだけで俺的にはもう満点である。
監督は「13日の金曜日」のスティーブ・マイナーなので正直全く期待していなかったがこれが中々面白い。未来に飛ばされた正義の魔術師と悪の魔術師の戦い。現代社会とのギャップに戸惑いながらも両者五分五分の戦いを繰り広げる。最後は正義の魔術師が勝つのだが終わり方がチョッと切ない。
しっかし、まあゴールドスミスはよく引き受けたと思うよ。メジャークラスの作曲家でニューワールドピクチャーで仕事をしたのは、ゴールドスミスだけだと思うよ。ジョン・ウイリアムズなら絶対引き受けないだろう。彼は慎重に地雷を避けて仕事をしているからオスカー何本ももらったンだよなぁ。ゴールドスミスは完璧職人だから熱意を持って依頼が来るとつい引き受けてしまうんだよね。80年代のラインナップを見ると絶対オスカー取れない作品ばかり。だがどれもが素晴らしいスコアばかりである。70年代は毎年の様にオスカー候補に挙がっていたのにもらえたのは「オーメン」一本きり。「猿の惑星」や「パピヨン」や「パットン大戦車軍団」や「風とライオン」や「カプリコン1」などの名スコアは全部無視。全く理不尽である。

イーストミーツウェスト

シオシオのぱぁ

岡本喜八監督念願の西部劇である。たまりにたまった物をぶち込んでさぞかし凄い娯楽大作になると思っていたが、これが見事に面白くない。東宝時代の西部劇風時代劇にはるかに及ばないのである。正直、『独立愚連隊」や「戦国野郎」に負けている。こちらの方がはるかに面白いし、西部劇スピリッツにあふれていると思う。
失敗した一番の理由は、監督の嗜好にあるとしか考えられない。ジョン・フォード監督を敬愛している喜八監督だから本場アメリカの西部劇を狙っているのは間違いない。これがいかんのである。矛盾するようだけど我々が観たいのはマカロニウェスタンなのである。出血量の足りない西部劇を誰が観に行くものか。いつもの変化球勝負をせず、直球勝負なのもつまらなくした原因だろう。つまり、「味方のなかに敵がいて、敵の中に味方がいる」と言う喜八監督お得意の展開ではないのが観ていて非常に物足りないのである。役者で言えば「中谷一郎」に相当する人物がいない。中谷一郎と言えば喜八監督の映画ではいつも敵か味方か分からない存在として描かれ、それが一種のサスペンスになっていたが「イーストミーツウェスト」ではそれが全く無いのである。
岡本喜八監督は大好きな大監督だがこの作品だけは好きになれない。竹中直人真田広之は良い演技しているだけに残念である。